琉球漆喰とは

琉球漆喰とは 生石灰・稲わら・水だけで作る自然にも人にも優しい左官材料です。

 

古来沖縄では、珊瑚を焼いてつくった生石灰に、稲わらと水を入れて反応させ、石うすでもちをつくようにして稲わらを細かくしながら漆喰を作っていました。このことから琉球漆喰のことをムチ(=もち)と呼ばれるようになったと言われています。


琉球漆喰をつくり続けること

「沖縄」と聞いて皆さんが想像する風景はきっと赤瓦の城や古民家、観光施設で見られる、こんな風景ではないでしょうか?

 

琉球漆喰はこのような沖縄伝統の赤瓦を塗り固める屋根工事やお墓などに使われています。

しかしながら、生活様式の変化から、一般住宅で使われることが減り続け、琉球漆喰の生産者もわずかになってしまいました。

 

私たちが琉球漆喰をつくり続けることが、大切な沖縄の風景を守っていくことにつながると信じ、伝統製法を守り続けています。


琉球漆喰の原料

原料の生石灰

現在は原料用の珊瑚の採取が不可能になり、石灰岩を焼成したものを使用しています。

原料の稲わら

漆喰の材料となるわらは、沖縄の伝統行事である大綱引きの綱を使用していましたが、新型コロナウイルスの流行の影響で綱引きが開催されないため、代わりに安全な牧畜用のわらを利用しています。

綱引きの綱の切れ端は、縁起かつぎのため持ち帰る風習があります。綱引きができる日が待ち遠しいです。